会長あいさつ

                        愛知県左官業組合連合会 会長 川瀬和生

若い人達にもの造りの喜びを!
 昨年は、一昨年ほどではありませんでしたが、それでも中型地震は多数発生しており、また、地域的に長時間居座る台風などの自然災害は続いております。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 昨年の我が国経済はやや緩やかに回復しているといわれていますが、建設業、とりわけ我々中小建設業界においては、依然として景況の回復は見えてきません。 ただ、なんとなく近い将来に明るくなってくる予感はします。
 昨年私は、第43回技能五輪全国大会(山口大会)に愛知県より左官職として14年振りに選手を出しましたので、応援方々見学に行きました。会場で選手の皆さんが一生懸命競技に励んでいる姿を見ていると、選手である若者が目を輝かせながら素早く作業している様子に、世間で言われているように今の若い子はやる気がないとは、一概に言えないと思い感動しました。目標があれば、生き生きとしてきます。若者にとって、我々の業界は他の業界と比べて、魅力があるでしょうか。賃金や休日、福利厚生の面で、必ずしも魅力があるとは言えないと思います。もっと、魅力ある体制を整えれば、おのずと若者が力を発揮し、活力ある業界になると思います。現状では、いろいろな問題があって難しいかもしれませんが、できることから始めていったらどうかと思います。とにかく我々は、左官業界発展のためできるだけ努力をして、若者達がこの業界に入って、働きやすく、楽しく生活の出来る環境を作り、もの造りの本当の責任と喜びを覚えてもらいたいと思います。



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