ペンキ下地段取り




1番目・初めに、柱芯より1000mm返りより、柱仕上がりまでの長さを計り、墨を打ちます。

2番目・柱芯より1000mm返りより、壁仕上がりまでの長さを計り、窓サッシとエレベーター枠のちりが、10mmあるか確認してから、墨を打ちます。

3番目・1番目の墨上で、柱芯を中心として、柱仕上がり幅の所に印をつけ、印をさしがねの角に合わせて、直角を確かめながら、壁に柱仕上がりの印をつけ、墨を打ちます。
     窓サッシの付いた柱は、サッシ枠いっぱいが、柱仕上がりです。

4番目・壁に、通り芯(柱芯)より1000返りの縦墨が出ていれば、縦墨から3番目に出した印までの長さを計り、その長さを、天井の付く所より上に印を入れ、墨を打ちます。
     縦墨が出ていない現場では、柱の横に下げ振りをおろし、上下の長さをそろえます。

5番目・柱が何本もある場合、はしとはしの柱に、横の柱芯から1番目に出した長さを計り、天井より少し上にトンボ打ち、柱芯から1番目の墨と同じ長さの所に横糸をはります。

6番目・床の柱仕上がりの角に、糸をトンボ又は釘で止め、その糸を上にのばし、4番目に出した墨と平行になるよう目でにらみ、各柱に打ち付けた、横に釘を打ったトンボの釘に印をつけ、5番目の糸の出に合わせて縦糸を張ります。

     この時、柱の幅が上下同じになっているか、確認します。
7番目・壁仕上がりから1番目の墨までの長さを、5番目の横糸より計り印を入れ、横糸を張ります


  柱切り付けには、壁側と柱側両方に、スチロールの25mm角位の当たりを糸の出に合わせて、天井際、頭の高さ、土間際の3カ所位付けます。 壁の当たりは、壁の上下と、自分の頭位の所に左右水平に壁仕上がりに合わせて糸を張り、2m間隔位に付けます。
  天井になる所は、当たりの代わりに定木を張ってもいいです。
  床の切り付けは、仕上げに合わせて定木を床に打ち付けて、仕上げ前日以上前に壁と定木の間にモルタルで埋め、固まったところで定木を外し、当たりとしてもいいです。
  柱の角は9mm丸面コーナー定木を張ってもいいし、モルタルを塗る時、走り定木を張り付けてもいいです。
  天井の軽鉄が先行している場合、壁際は軽鉄を壁側にずらし、糸にそって当たりの代わりにしたり、トンボの代わりに軽鉄に6番目の印をつけ、そこに釘で糸の通るだけの穴をあけ、糸を張るなどできるだけ、軽鉄を利用します。


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